平成の坂本龍馬を目指して

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ベンチャーをいつ始めるか?今でしょ?

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私は学生の頃産学連携のベンチャー企業に参加、そしてそのベンチャー企業が大企業(東証一部上場、500名規模の会社です)に買収されたので、大企業就職という経験をし、起業しています。

 

自分なりの経験・考えに基づいて思うのは、ベンチャーに関わるなら学生時代に試す、そして一回就職するなら大手にいくのもありということです。関わったベンチャー起業が軌道にのってきたのであれば、そのままそこでストックオプションや株式の一部をもらって就職というのもありでしょう。

 

ベンチャー精神(アントレプレナーシップ)に共感を覚えるか否かはかなり個人差がありますし、長時間働き続けるというのも人によって向き、不向きがあると思います。向き、不向きがわかってないのに、卒業後いきなりベンチャーへ、となると小さな企業から大きな企業に行きづらいのは事実ですし、好ましくないでしょう。

 

向いているか向いていないかを確かめる一番の方法は、当たり前ですが、とにかくやってみることです。ただこの当たり前をあまり実践していない人が思った以上に多い気がします。試すのも時間が必要なことなので、早くから試しておくにこしたことはありません。

 

話が少しそれますが、私は極めて運動が苦手です(汗)この分野において、自分がからっきしダメだということを知っています。できるだけ自分の力を注ぎこむのであれば、得意な分野で勝負したほうがいいですよね?自分が力を1注いだら、それが10にも100にもなって返ってくるような分野を見つけるためにも早めに試すことは非常に素晴らしいことだと思います。

 

『すぐに起業したらいいのでは?』と話をさせて頂くこともあるのですが、それはその学生の方が自分なりに疑問や仮説をなにかしら持っていて、そこに強い関心を寄せているときです。その人のなかで、大きな情熱を傾けられるというものが決まっているとでもいいましょうか。ただこういう方はほとんどいらっしゃらないように思います。

 

仮説を持っているのであれば、起業後情熱を傾けながら、その仮説を検証して、改善していくというプロセスを高速でまわしていく経験をいち早く積むことができます。

 

仮説を立てるだけなら座学だけでもいいのかもしれませんが、実際に検証して、改善していくというプロセスは現実の事象に対峙する中で始めて経験することになります。そういう意味では、大きな情熱を傾けられるというものが決まっている方には、早く起業したほうがいいと思うので、『すぐに起業したらいいのでは?』などとお話させて頂くことがあります。

 

ただ一回就職しておくと大企業がどう動いているかも見えるし、ためになるという話なども実際にあると思います。B to Bのビジネスをはじめたときに、法人開拓がスムーズにいきやすいという側面もなきにしもあらずだと思います。

 

何年か就職して実務経験を積むのもありだとは思うのですが、優秀な経営者になるというのと、一従業員として優秀な人間になるというのは話がまったくといっていいほど違います。優秀な100m走選手になるのと、優秀なマラソンランナーになるといった話ほどに違いがあると思います。自分が学生時代に考えていて、大きく誤解していたのは、この部分です。両者に大きな差がないものだと勘違いしていました。

 

このあたりの話については、『思考は現実化する』という書籍の中にヘンリー・フォードの話がでてきていて、新聞記者に一般的知識に関して質問攻めをされ、フォードが答えられなかったことに対する回答が経営者とはなにものか?を物語っているように思います。

 

ヘンリー・フォードの回答は以下のようなものでした。

 

「そのような質問をするなら、私はあなたに言っておきたいことがあります。私のデスクの上にはたくさんのボタンがあります。その中の正しいボタンを押しさえすれば、私が必要としている知識を持った部下がすぐ来てくれます。私がどうしてあなたに答えるために、一般的知識を全部詰め込んでおく必要があるのでしょうか?」

 

要は、必要なときに、どうすれば正しい知識を得られるかを知っていた、もっと言うならば自分が知らないことを知っている人を知っていたと言えるでしょう。

 

Amazon.com を立ち上げたジェフ・ベゾス氏にも、こちらのインタビューを見る限り、ベゾス氏はヘンリー・フォードと同じように仕事をしているように見て取れます。

 

大きな地図を描けていて、誰が何を知っていて、これを誰に任せるべきかがわかり、任せていく力こそ経営者に求められる力なのだと思います。

 

なので、経営者自身が何でもやるかということはそんなこともなく、ジェフ・ベゾスもエンジニア出身であることは大きいと思いますが、彼もAmazon.comの立ち上げのとき自分でコードは書いていないみたいです(このあたりのことをもっと詳しく知りたい方は『ワンクリック―ジェフ・ベゾス率いるAmazonの隆盛 』を読まれてはいかがでしょうか?)。ただ深く技術のことを理解し、他の専門家の話をいち早く理解することに関しては、恐ろしいほど長けているようですが。。。。。